東京地検に発足したDFセンターは、パソコンやスマートフォンを始め様々な電子データを収集・分析し、犯罪捜査に活かすデジタルフォレンジック専門の機関ですが、発足1年余りで各地の地検から450件に上る相談が舞い込んでいます。
これは、近年の犯罪が電子データを介してやり取りされることが多く、その必要性の高さの表れと言えるでしょう。
DFセンターでは、任期付きで民間の専門家を採用するなど最先端の技術を取り込み、人材育成にも注力しています。
デジタルフォレンジックで依頼の多い「消去されたメールや写真の復元」については、データ消去からの利用時間が長くなるほど復元しにくくなるので、不審な利用をされたパソコンが判明次第すぐに電源を落として、可能な限りハードディスク等補助記録媒体をそのままの状態で解析に出すことが重要です。