トヨタのアプリでJR九州と西鉄が協業 背景を運輸総研のセミナーから読み解く 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

トヨタのアプリでJR九州と西鉄が協業 背景を運輸総研のセミナーから読み解く


より厳しくなる社会環境の中で自動車メーカーどこに向かうのか


自動運転事故、何が原因になる?マレーシアでの列車事故から考える


「人テク展」がオンラインで開幕、バーチャルだからこその発見もあるかも


日本人は自動運転規制の塩梅の重要性を知らない


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。


関連記事

    Impressions:5月31日 岡山県倉敷市に鷲羽山下電ホテル(わしゅうざんしもでんほてる)*というホテルがある。グループの祖、下津井軽便鉄道は1911年に開業、1925年に路線バス開業、1952年に貸切バスを、1954年にはタクシー事業に着手。瀬戸大橋開業後の1991年に鉄道事業からは撤退している。ホテルは1932年に「鷲麓園」として創業、来年創業90年を迎える。この老舗ホテルが、JR西日本、JR西日本コミュニケーションズとともにプライベートビーチを利用して「SETOUCHI GLAMPING(せとうちグランピング)」(Glamorous+campingの造語)を開始する予定だ。2020年9月から2021年1月までコロナ感染拡大防止対策も含め実証実験を行い、GWのプレオープンを経て、この7月にグランドオープンとなる。その準備に余念がない。JR西日本は「JR西日本グループ中期経営計画2022 見直し_継続と進化で目指す未来へ」の中で北陸新幹線敦賀開業やせとうちエリア等、地方への注目の高まりを成長機会と捉え、コロナ禍での人と人とのつながりの「制約によるひずみ」は、むしろ「つながりの大切さへの再認識になる」と考えているようだ。その中で、地域共生の深耕 西日本各エリアの魅力創出と題して、鉄道事業と創造事業、地域が一体となったコンテンツ整備・プロモーション展開による広域観光エリアの磨き上げ、地方中核都市を中心としたまちづくりにより、西日本各エリアの魅力を創出、交流・関係人口拡大を図る。JR西日本の「せとうちパレットプロジェクト」はその一環だ。このプロジェクトの一角をなすのが「SETOUCHI GLAMPING(せとうちグランピング)」だ。良くも悪くも、1988年の瀬戸大橋の開業が地元経済に与えた影響は計り知れない。下電グループや瀬戸大橋下の櫃石島(ひついしじま)、岩黒島、与島、坂出市、宇多津町、丸亀市など地元自治体や公共交通事業者も、その荒波を幾度も受けてきたことは想像に難くない。グループは地元の足となる移動サービスを維持しながら、関係者が様々な経営努力をして来た様子はホームページからもみて取れる。しかし、同観光ホテルとJRの地元駅となる児島駅間を結ぶ下電バスの「とこはい号」は倉敷市のバス路線維持費補助金の交付を受け、一日10便に限られる。関連会社の移動サービスと言えども状況は厳しい。JR西日本も、地域を知り尽くした老舗グループも生まれたばかりの「グランピング」と「MaaS」に期待をかけ、その舵を切ったばかりだ。ちなみに、2020年10月1日よりJR西日本「setowa」アプリでは「ジーンズのまち児島1日乗車券」「鷲羽山夕景鑑賞バス」をスマホでお得に決済、チケットレス乗車が利用できるようになったそうだ。「鷲羽山夕景鑑賞バス」のコースには同ホテルが組み込まれ、夕方の夕日の時間に合わせたダイヤで+1便となっている。老舗ホテルのお眼鏡にかなったMaaSの可能性に期待したい。*下津井電鉄の関連会社である株式会社下電ホテルが経営。下津井電鉄から分社化、下電の呼称を使用しているが現経営主体は異なる。下電ホテルグループの代表は永山久徳氏。岡山県倉敷市出身。