AZAPAエンジニアリング、愛知県西尾市と連携 自動運転試験も実施へ 他
MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。
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自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)
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Impressions:7月15日 名古屋駅から、名鉄吉良吉田行きに乗り凡そ1時間、名鉄西尾駅下車。そこからバスで27分、一色さかな広場・佐久島行船乗り場へ。日に7便の佐久島渡船に乗れば、30分で佐久島に到達する。佐久島は愛知県西尾市の沖合、三河湾のほぼ中央部に浮かぶ島だ。三河湾国定公園に含まれ、日間賀島、篠島と合わせ三河湾三島と呼ばれる。島の人口は、平成25年で262人、2010年の調査によると、高齢者比は49.8%である。第7次西尾市総合計画(後期計画 2018▶2022)の公共交通の項目を拝見すると、佐久島への渡船事業は利用者増加に伴う運賃収入の増加で経営は安定している様子だ。しかし市域全体では、日常の生活で移動に不便を感じている市民の割合は39.9%(H25/目標指標策定時の実績値)、約4割の市民が生活の足に不便を感じているという。西尾市の施策(総合交通体系)では、地域の交通資源活用と連携による交通体系全体の活性化、コミュニティバスなどの運行による交通空白地の解消、路線バスの重複区間の見直しや接続利便性の見直しなどが挙がる。また鉄道関係では、鉄道事業者への支援による路線維持・存続・利便性の向上、パークアンドライド、名古屋駅や豊橋駅へのアクセス性の向上などが考えられている。路線バス関係では、路線維持のための財政支援、他の交通機関との乗継拠点整備などが挙がる。佐久島渡船については、生活・観光航路として維持のため、財政支援が行われ、他の交通との連携、増加する乗船者に対応できる輸送力確保、業務の効率化などが挙がっている。一方、同市の観光事業では佐久島は各種メディアに「アートの島 佐久島」として知名度が向上し、観光客の増加に繋がっている。年間佐久島渡船人数は、182,000人((H25/目標指標策定時の実績値)。これを、H22までに260,000人に引き上げる目標を立てている。西尾から佐久島行船乗り場までは、バスが運行されており、隣接する一色さかな市場には無料駐車場も完備されている。船乗り場から西港までは約20分、東港までは約25分と申し分ないようだ。しかし、これまで佐久島島内の交通はバスタクシーと言った交通手段はなく、徒歩や自転車が主な移動手段となっていた。7/14に西尾市とAZAPAエンジニアリング株式会社は、パワースクーター自動運転の実現化を図る連携協定を締結した。実証実験を経て、実現化を目指す。島民の新たな移動手段として、島の魅力向上や活性化、SDGs(持続可能な交通手段が主旨だと思われる)、その他本協定の目的を達成するために必要な事項に関することを協定内容とし、この取り組みが進められる。島内のお年寄りや交通弱者の移動手段として、渡船への乗船下船や観光利用、西尾市側の路線バスとも、バランスの取れた新たな移動体系が生まれることに、欲を言えば雨風を凌ぎつつ移動でき、島嶼部の自治体の懐に沿う、コスト効率の良い移動手段が実用化されることを期待したい。