三井不動産のMaaS戦略 移動しやすさで地域価値変える 他

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、運営主体を問わず通信技術の活用により、マイカー以外の交通手段による移動を1サービスとして捉えシームレスにつなぐ新たな移動手段の概念です。AOSデータ社は、MaaSをより安心して利用できるよう、リーガルテクノロジー(自動車フォレンジック)で貢献します。

深谷観光の自動運転バス「渋沢栄一 論語の里 循環バス」ほぼ全区間で自動運転が可能に 国内最長クラスの全長26kmを自動運転で走行


名古屋鉄道の『岡崎エリア版 MaaS アプリ(WEB 版)』に駅混雑情報やマルチモーダルルート検索機能等を提供


三井不動産のMaaS戦略 移動しやすさで地域価値変える


JR西日本公式アプリ「WESTER」と個客選択型スタンプラリー

「マイグル」を活用した『スマホdeスタンプラリー 北陸5つの美めぐり』 を開催します!


【動画あり】上越新幹線で全国初自動運転試験 JR東日本 運転士不足解消に期待


自動車フォレンジック関連サービス(Related forensics services)


AOSデータ社の自動車フォレンジック関連サービスは、予期せぬインシデントが起きてしまった場合、事後対策として車載デバイスやメディアなどから、お客様の必要とされるデータの抽出・解析調査・レポーティングを迅速に行うサービスです。

関連記事

「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」実証実験の見合わせについて 他
dog-intersection_w150.png

11月17日 静岡県伊東市内で、11/15(月)14:46頃、伊東市内で「しずおかShowCASEプロジェクト」にて走行中の自動運転実験車両と歩行者の接触事故が発生した。場所は同市八幡野地内の市道カーブで、72歳の男性が犬の散歩中、自動運転車両のサイドミラーと接触した。幸い男性にケガはなく、周辺の物損などの被害もなかった。自動運転車両は伊東市内の遠隔コントロール […]

日本でのMaaS普及、“ラストワンマイル”はデータ連携?Uberや国交省などが議論 他
Regional-revitalization_w150.png

11月16日 MaaSと自動運転の進展により、今後、公共交通事業者の保持する機材(モビリティ)や従来型のサービスおよびメンテナンス・経営の見直しが進むのではないかと思う。理由は、社会的には高齢化や公共交通を担う人手不足、利用者自体の減少が進み、モビリティサービス事業者には、前述したどちらの技術にも省力化と様々な意味で小回りの利く公共交通という方向性が求められる […]

夜間も運行する自動運転、5G商用ネットワークを活用した遠隔型 実証実験へ 他
kakegawa-amahacya_w150.png

11月15日 静岡県と掛川市は、東急株式会社、ソフトバンク株式会社と協力し、12月16日(木)~22日(水)まで同市において、スマートシティーの実現、新たな移動手段の創出、観光促進を目指し、スタンドアローン(SA)方式の5G商用ネットワーク(*5G SA)を使った映像伝送を活用した遠隔型自動運転の実証実験を実施する。12月4日(土)17時30分より「光のオブジェ展 […]

記事一覧へ 〉

Impressions:11月18日 三井不動産は言わずと知れた総合不動産会社(デベロッパー)だ。千葉県柏市にある柏の葉スマートシティーの開発を手掛けたのは、2000年になってから。同年には東大の柏キャンパスが開設されている。柏市の都市計画に基づき273haの区画整理事業を行った。2005年にはつくばエクスプレスが開通、柏の葉キャンパス駅が開業、2008年には千葉県と柏市、東京大学と千葉大学により「柏の葉国際キャンパスタウン構想」が発表されている。幕末に小金牧と呼ばれた幕府の放牧場は、いま次世代の「スマートシティー」のモデル都市として脚光を浴びており、三井不動産はこの場所で、フィンランドのマース・グローバル社の事例を参考にしつつ、サブスクリプション型のMaaS実証実験を繰り返し行っている。行政や研究機関、民間企業、市民にとって魅力ある「スマートシティー」構築のため、どのような取組が行われているのだろうか?「健康・環境・新産業」の分野に分け、同社の取り組みを紹介したい。まず【健康面】では、超高齢化社会に対応し、住民が安心・健康に暮らすことが出来、健康情報や健康増進サービスを享受出来る健康研究所を創設したり、周囲の自然環境を活かし街のウォーカブル化にも注力し「ウォーカブルデザインガイドライン」などをまとめ、住民にランニングやウォーキング、散策も楽しむことが出来る環境を提供している。また、半径3㎞圏内の求人情報を集めた「柏の葉スマートシティ求人サイト」を創設、職住近接によるワーク&ライフの充実や「子育て世代を応援する街」を謳い、「パークシティ柏の葉キャンパス ザ・ゲートタワーウエストには、建物内・敷地内に保育園や学童保育施設、小児科クリニックや病児・病後児保育施設などを入居させている。これらの施設は「街」の周辺に居住する地元住民もあわせて利用できる。住民の健康管理の一環としての「食」にも配慮し、柏の葉キャンパス駅高架下の「かけだし横丁」では「ロカボ」(一食当たりの糖質量を20~40g、1日の総摂取量を70~130gにする食事法)メニューを提供する。【環境面】では、街全体のエネルギー・マネジメントをAEM(エリアエネルギー管理システム)により、居住区、ショップ&オフィス棟、ホテル・レジデンス棟、東京大学駅前サテライトなどの「ゲートスクエア」、ららぽーとなどの商業施設と電力会社のインフラ、蓄電設備、太陽光発電設備を自営送電線網で統合管理、「スマートグリッド」(分散電源による電力を地域で融通し合う仕組み)への発展を図っている。本取り組みにより、地域レベルで約26%の電力ピークカットを達成、電力エネルギー・CO2削減しつつ、災害時にも事業の継続(BCP)や生活の継続(LCP)を実現する。またHEMSと呼ばれるホームエネルギー管理システムで日常生活の省エネ化も可能としている。これら環境面の取組は「CO2削減のためのロードマップ」に基づき、2030年の排出量削減率60%を目標に低炭素化に取組む。「ゲートスクエア」では、自然の熱や空気を活かし地球の負担を減らすサスティナブルデザインとAEMSを組合せ、2棟で40%、ショップ&オフィス棟単体では約50%のCO2排出量削減を達成している。また建物の屋上に太陽光パネル、風力発電装置を設置、地下水や雨水の利用、生ごみバイオマス、CGS排熱など未利用エネルギーの徹底活用でCO2の大幅な削減を目指している。【新産業】への取り組みでは、KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)を創設し、ベンチャー支援組織である一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が起業家などに対し、様々な側面から支援活動を展開する。ここではコワーキングスペースや、多様なサイズのミーティングルームやイベントスペース、VIP用サロン、KOIL FACTRY(最新の工作設備のある工作室)などの施設を会員などに提供し、一方では民間企業や行政、研究機関など様々な組織との連携を図り、IoTの普及や活用、IoT関連ビジネスの機会創出や協業を導き出す。さらに、あらゆる機能が約3㎞圏内に集結、AI・IoT及びライフサイエンス・メディカルの2分野での新たな製品やサービスを生み出すための実証実験の場も提供している。「スマートシティー」が擁する領域は果てしなく広い。集うのは多様なバックヤードと未来への旺盛な希望を抱く「住民」だ。現代のデベロッパーの「仕事」は、場の提供だけでなく集う人々のモチベーションを育成・持続させる仕組みや環境づくりであり、「MaaS」はスマートシティーを支える基盤であることを改めて感じさせられた。